【沖縄石垣】「石垣港離島ターミナル」での密かな企み。

こんばんは。

石垣から神戸に帰ってきたところです^^


石垣島では、石垣港近くの活性化や環境整備を目指し、地元の事業者の方々で小さな初動期の《まち会社》を作っています。本当は、港に本格的な「島素材の常設マーケット」の実施環境づくりをしているはずなのですが、どこでどうなったのか、なんか進まない様子。 


でも、民間事業者の社長が集まって話をしていると、「立ち止まっているのは勿体ない!」ということになり、すぐやるべきことをやろう、ということで、春先に以前から思ってきたことを提案してみたんです。


この石垣島の「離島ターミナル」を経て、竹富島や西表島などの離島(石垣の人は、八重山諸島の他の島を《離島》と呼ぶ)を結ぶ船がたくさん離発着しています。その行き交う人数は、1日平均6,000人以上。


そして、台湾や香港からクルーズ船が到着すると、一気に2,500人から3,500人の外国人観光客がこのターミナルへなだれ込みます。石垣空港へは、香港からの直行便が毎日のように飛んでいますし、その方々もここへやって来ます。無論、那覇経由でお越しになる方々も着実に増えています。 


ところが、中国語や英語が話せるスタッフが、このターミナルにはほとんどいません。もちろん行政等もインフォメーションなどを設置する気配もない。それどころか、最近設置された案内板は、地名がちょこっと英語(ローマ字)で書かれているのみで、まったく歓迎している雰囲気がありません^^; 


そんななか、ターミナルにて、着地型の旅行商品を販売したり、船を始めとする各種のチケットを販売している各社は、インバウンド対応を独自でしようと模索をしてきました。なかには外国人スタッフを雇用したケースもあるのですが、定着には至らず、苦労していることを聞いてきました。  


私は、ここでカウンター業務を行っている全ての会社に、外国語対応(特に英語と中国語)できるスタッフを早急に置くことが、島を訪れる方々の満足度を上げることにつながる、と考えてきました。自社の商品を単に販売するだけではなく、いろんな相談に乗ってもらえる空気感が、この島のDNAから感じられるので、きっと数年間かければ、全国のお手本になるような、実利とハートウォーミングな環境の両方をつくれるなぁ、と思っていたのです。いわば、実践的な「離島ターミナルのインバンド拠点化」です。  


それで思い切って、城崎温泉で実践している外国人インターンシップ生と、新たに契約社員採用を支援する仕組みを作って、一気にインバウンド対応を日常化する流れができないか、関係者と相談して詰めてきました。 今回の訪問では、関係4社に8人の方々を送り込めるかも、というところまでこぎつけました。中国(社員採用)・ロシア(インターンシップ)・キルギスタン(社員採用)の組み合わせです。 これから各社が社内決済の手続きをとることになりますが、みなさん前向きで具体的な業務の話やマッチングもできました。早ければ11月からお仕事を始めることになることかと思います。


 まだ、こちらも支援体制づくりでやるべきこともあるので、事業成立まで予断を許しませんが、気が付いたら良い意味で「あれあれ??」ってことになっているよう、コーディネートしていきたいと思っています。 周辺でホテルの増床や建設も進んでいますし、待ったなしです。



8月の「ど・ハイシーズン」で、満席の飛行機は全員、「海に行くぞ!」みたいな感じですが、海も山も視界に入れないようにして、ひたすらまちで仕事をした今回のワタクシです。が、しかし、今度9月に訪問した際には、必ず1日はシュノーケリングするぞ!!!と固く誓いつつ、今日中に家に帰りつけるよう、家路を急ぎます^^ 

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