海外人材インターンシップ事業/インドネシア大学訪問(その2)
続けて、インドネシアの大学訪問。
国際的な観光地、バリ島にある2つの大学を訪問しました。
バリ島自体は、日本から直行便も出ていますので、親しみやすい観光地ですよね。
島といっても、東京都の2.5倍以上の面積があり、420万人が暮らしていますので、スケールはあります。
宗教的には、インドネシア全体はイスラムですが、バリはヒンドゥーです。観光地として早くから注目されましたから、英語も結構通じます。小学校から英語は授業があるそうです。
そういう場所ですので、大学もあり、しかも観光と外国語に関係する大学が3つあるとのこと。
それで、2件目は、バリ内の中心都市・デンパサールにある、スティバ・サラスワティ外国語大学を訪問。
この大学は、地元の大きな教育財団が運営する3つの大学(総合大学・外国語大学・医薬学系大学)の1つです。英語と日本語の2つが主な専門学科のようです。
財団は、幼稚園から持っているそうで、大学までの学生が幾つかの敷地に混在する形で勉強しているため、訪問したキャンパスはごった返していました(笑) 私が大学院に通っていた頃、同志社は今出川キャンパス内に中学校がありました(現在は移転)が、日本では普通、あんまりありませんよね。でも、なんかこの雑多な感じと、世代間の敷居の低さはいい!
そして、外国語大学は、なんと夜間なのです。学生は、昼にどこかで何かのお仕事をして、夜に通ってきます。ただ、「夜学」みたいなことではない様子。バリでわざわざ高等教育機関に通って外国語を学ぶ、というのは、そんなに人数的には多いことではなく、そもそも土地柄、観光の仕事に従事する可能性が高いから、自然に学ぶ人が多い様子です。逆にいえば、大学に来るということは、それだけ志を持っている方が通っている、ということで、先生方からも、インターンシップ後の就労に繋がる仕組みづくりについて、ご質問が多かったです。
で、夜に大学を再度訪問し、授業を見学。いやいや、夜もキャンパスは、賑々しいです(笑)
ここでは、日本語の授業に飛び込んで、説明をさせてもらいました。
海外人材開発推進機構の中島さんから、インターンシップ事業の説明。学生から、しっかり笑いを取っていました^^
続いて、私が日本の観光地でインターン学生が必要とされていることや、城崎温泉の観光地としての魅力を説明。
そして、城崎温泉まち会社「湯のまち城崎」の芹澤専務から、旅館のオーナー代表として、旅館のお仕事や城崎での過ごし方のお話。最後に、まち会社事務局長の黒田くんから、学生さんのフォローについて、続けて説明。授業の時に、このようなお話をさせてもらえるのは、ありがたかったですね。
ただ、今年の後期(7月中スタート)にも、この大学から城崎温泉へのインターン学生の確保を目論んでいたのですが、事前調査段階で面談希望がなかったため、学生さんとの面接ができなかったことは残念でした。なんでなんだろうな、ということを尋ねると、バリは家族の結びつきが強く、とくに親が子供を外に出したがらないそうです。学生が希望しても、両親の承諾が得られないという皮肉なことになっているようでした。
でも、今回の説明やプレゼンテーションでは、既に実施実績があることをお話していますので、学生さんはもとより、先生方にも安心してもらえたのではないかと思っています。結果、早ければこの秋から、遅くとも来年2月から、城崎温泉への派遣が始まると思います。水準の高い大学生が来ることが期待されますが、何よりも学生の明るさは、とても魅力的に映りました。
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