【沖縄石垣】最南端の大学生たちと、その先のこと。

こんにちは。

西日本はまた寒い週末〜週明けになりそうです。

雪の影響で色々と、おしているスケジュールもあって、気を揉んでいます。


先日、沖縄石垣のさらに先、やまねこも住む西表島に、台湾からのインターンシップ大学生を迎え入れました。意外にも竹富町役場ではスムーズに住民登録等を済ますことができ、きっといま、日本で最南端に住む大学生になったかもしれませんね(笑)

実のところ、石垣のまち会社で進めている海外人材事業は、とにかく波乱づくし。

今回のインターン学生についても、なんと本人が必要なビザを申請しておらず、観光客のように入国してしまい、一度台湾に帰して申請しなおしてもらう、というびっくりするような事態がありました。他にも、交通事故で来れなくなる、学費滞納で軍隊送りのペナルティで来れない(って、日本ではありえん罰則ですけど^^;)etc.なかなかヒヤヒヤする出来事が続いています。


事業というのは、仕組みや仕掛けがしっかりしていても、安定軌道に載せるまではなかなか大変です。こういうのは、自ら組み立てて沢山実施した経験のある人しか、わからない感覚かもしれません。その点、石垣で出資して役員を勤めている社長達は、歴戦のツワモノですので、笑って乗り越えていけるところが強みです。


実のところ、今回の海外事業は、単なる人手不足をカバーするものでも、社会貢献でもありません。社業の本業に貢献することを目標に組み立てています。まず最初のタームで参加した八重山地区の有力観光事業者は5社。ホテル業、旅行代理店業、そして交通事業者です。彼らのところには、1名以上の正社員(少なくとも中国語か英語が話せる人)と、海外からの大学生を組み合わせて入れていく方針にしています。これは、石垣島などにきているインバウンドの個人客を、他企業に先駆けて積極的に顧客化していくことの後押しになっています。


学生は、もう一ヶ月も経たないうちに、普通にチケットカウンターで業務をこなしていて、外国人客の的になっています。また社員採用したスタッフは、窓口業務(通訳を含む)はもちろんのこと、問い合わせ業務にもそろそろ関わろうかという段階になってきています。今後、外国人客が新しい人材を入れたこれらの会社のカウンターへ優先してやってくることは、もう間違いないでしょう。だいたい3ヶ月くらいで思っていた仕事の流れが軌道にのっていくんだろうな、という感触を得て、ホッとしています。


実は、私たちは「この先」を考えています。それは、日本国内で数少なく、着地型観光プログラムも事業採算が取れるこの地区で、インバウンド個人客向けのガイドツアーを各社で作り、エリアとしてまとまって販売しているように見せる仕組みづくり、です。それにより、エリアとしての国際的な価値をさらに上げていこうという野心的な考え方です。民間で志ある事業社が前に出て、積極的にやっていくことが大切かな、と思ってきました。まだまだ構想段階ですので組み立ては模索中ですが、新しい人材を迎えられる仕組みを活かして、チャレンジできたらいいな、と思っています。


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